白衣の天使

手術の翌日、8/16のこと。

お昼ご飯からもう粒々のあるおかゆが出た。夜には通常の食事が出るって

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↑↑通常食はこんなごはんだった

 

看護師さんに付き添ってもらってトイレまで歩く練習もしたけど、お腹の痛みと立ちくらみで2、3歩歩いて止まってしまった。早くおしっこのクダを抜いて欲しかったから頑張ったけどまだしんどい

それでも快くクダを抜いてくれた。

そのかわり、お手洗いに行きたくなったら車椅子出すので夜中でもナースコールしてくださいね、と(^-^;

トイレ、目の前なんだけどなぁ

 

シャワーもまだムリそうなので、暖かいタオルで看護師さんに背中や足を拭いてもらった。

こんな風に介護されるなんて...

介護される側のことなんて考えたこともなかった。自分で自分のことができなくなるって、結構悲しい。

 

そして、若い看護師さんたちの姿に感動。

ナースコールを押したら駆けつけてくれる、車椅子に乗るためにサンダルを片足ずつ丁寧に履かせてくれる、シャワーができないからって、足の指先一本一本まで優しく拭いてくれる、

患者を気遣い、話をうんうん聞いて、気持ちよく過ごせるようにできることを提案し、てきぱきと仕事をこなす

自分の娘たちのようなまだ若い女性達がほとんど。夜勤もある、力仕事も、細かいところに気遣いも必要だ。それなのにみんないつも笑顔で優しい。

なかなか誰にでもできる仕事ではない。

逞しくしなやかな彼女たちの力が頼もしい

白衣の天使とはよく言ったもの。

ホントにその通り

手術が終わった時のこと

誰かに何か言われて目が覚めた

とたんにガタガタし始める

ガチガチという音も聞こえる

   目ぇ開けてー...

   この指掴める?もっと力入れてみて...

今度はちゃんと言われたことがわかる

おうへい感と安心感を合わせ持つような太い声、麻酔科の先生だな

掴んだ指がやたら暖かい。

自然に瞼が落ちて来る

   震えが止まらんなー、寒い?...

首を横にふった...つもりだった

あーそうか、ガタガタもガチガチも自分が震えてるんだ、でも寒さは感じない

家族と主人の両親の声が遠くで聞こえてきた

病室に戻ってきたのかなー

   体温調節がうまくできてないみたいなので電気毛布いれますね....

と、今度は女の人の声

寒くないって言ってるのになー

でも、しばらくしてようやくガタガタガチガチが止まった

そのあとはよく覚えてない

何時なのか何時間経ったのか

鼻にクダ、おしっこのクダ、点滴のクダ、お腹の傷からもクダ、両足にはマッサージの機械が繋がれてた

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↑↑病院の窓から見えた景色

手術の日のこと

覚えてること

 

当日、手術の時間は夜の6時か7時ころ、遅くなれば8時になるかもと言われてたのに、4時半前には呼ばれてしまった。

家族が間に合わず、1人で看護師さんに付き添ってもらって手術室に行くことに。

 

器具だらけの広い部屋

何人ものお医者さん

ぽつんと部屋の真ん中にある白いシーツが敷かれた小さなベットに横たわると、いくつものライトがあつまった大きな照明が頭の上で鈍い光を放ってる

金属的な物だらけに囲まれて、怖さで不安になる。

手術室は、綺麗な壁の色にするとか、天井に雲や鳥の絵を描くとか、人の気持ちを和らげる工夫をした方が絶対にいいよなー!

そんなことを考えてるうちに、点滴に麻酔を入れますよ〜、と言われたところで記憶はなくなった。

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2日目

できるようになったこと

1.ゆっくり歩いて20歩ほどの距離のトイレに1人で行けるようになった

(これはかなり嬉しい)

2.歯が磨けた

(ふふふ♡)

3.夕方には1人でシャワーが浴びれた

(傷だらけのお腹を見て、ため息が出る)

4.こうして文字を見たり書いたりするゆとりができた

 

ひとつひとつ、何かやるたびにどっと疲れて頭が痛くなったりも。

ゆっくり、ゆっくり。

 

夕方、ずっと一緒にテニスをやってきた香港出身の友人が、お見舞い行くからお部屋教えてと連絡くれた。気恥ずかしくて、つい、お見舞いなんていいよー、と断っちゃったけど、後でちょっと後悔

やっぱりちょっと顔、見たかった

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↑↑載せるものがないから、私の病室撮ってみた 笑

おはようございます

手術の日

今日は手術がたてこんで、私の順番は夜になるみたい

 

早速辛かったのが、昨日寝る前に入れた坐薬。

そして今朝も入れなければならなかった。

入れた先から、お腹痛い〜、ごろごろ〜、でもしばらく我慢>_<これはきつかった

子どもの頃よくお腹をこわしてこんな思いしてたなぁ

 

お昼から点滴がはじまるのだけど、もう朝の8時前には針を刺しにくるから、

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こんな感じで4時間以上過ごさなければいけない。ちょっと痛い。点滴が始まるともっと不便だな〜

 

お腹もぺこぺこ

もう10時前には力が抜けてくる

経口補水液とアルジネードウオーターという小さな液体サプリをもらったけど、坐薬でお腹が空っぽだから、何かかたまりが食べたい 笑

 

まだ身体は元気なはずなのに、こうして病室にずっといると、何もする気にならなくなってしまうのも不思議。本や漫画を読んでみる、こうして日記を書いてみる、でも長くは続かなくて、首や背中が痛くなってくる。

こりゃ、軟禁状態だな

健康で自由な生活がどれだけありがたいか、この後もっと実感するんだろうな

 

入院

明日8/15(水)に手術を受けるため、前日の今日から入院。

卵巣に血液がたまり7センチほどの腫瘍になってる。チョコレート嚢胞と診断されて、これ以上大きくなると悪性化する可能性があるらしく、左の卵巣と両方の卵管を摘出するための手術だ。

 

3年ほど前に検診で見つかって、半年前には手術前提に大学病院を紹介されたから、気持ちの準備をするには充分な時間があった。

でも、いよいよとなるとやっぱり不安だなー、私の身体、どうなるんだろ。

...とか思っちゃう(^-^;

 

救いなのは特に症状が出ていないこと

入院まではテニスもできるし好きなものも食べれるし、何の制限もない普通の生活が送れてきた。

 

子供達が1冊ずつ本を貸してくれた。

ダンナは入院期間会社の休みをとってくれた。

これ元気出るで、と下の子が貸してくれた「夢をかなえるゾウ」(昔友達にすすめられて読んだ私が、面白いでーって渡したやつ 笑)を懐かしく開いてみたら、ポロリと御守りが出てきた。f:id:mizubashow:20180814211533j:image

あー、もう、目頭が熱くなるョ(;_;)

 

ママ友で仕事仲間でもある友人は、巣鴨とげぬき地蔵尊にお参りして御影様を渡してくれた。お守りの中にお地蔵様が入ってて、その1枚を手術の日に飲むといいって。

今日の21時以降は絶食で明日は飲めないので、消灯のまえに飲む。

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同じマンションに住む友人は、旅行のお土産と一緒にメッセージと図書カードを届けてくれた。

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たくさんの気持ちをもらって大きな勇気に変える

よし、明日は頑張る

目標は早く元の身体に戻すこと

まだまだ大事な人たちとの楽しい時間を過ごすために。

 

女子連

 女子連に入会することになった。

日本女子テニス連盟

 

 試合出ないの?

女子連入らないの?

と、時々言われて何となく意識はあったけど、まだまだもっと練習しなきゃ自分は通じないと思ってた。

そんな時、クラブは違うけど練習でよく顔を合わせて仲良くなった女性から、ペアで入会しないかと誘ってもらったのだ

 

彼女となら頑張れるかもしれない

もしダメだった時はその時考えればいい

自分の今の実力は考えないでおこう

とにかくやってみる

挑戦して揉まれて今より少しでも上手くなれればいい

どんな世界が広がるのか、経験してみたい

 

周りが背中を押してくれたかたちでチャレンジしてみることにした

今年はとても忙しくなりそうだ

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